「いぬばば」とマロ(シーズー)のたわいない話
 母が待ちに待った日
2006年11月03日 (金) | 編集 |
akaifuku


今日、千葉の叔母が来てくれた。
いつもと変わらず元気いっぱいで、彼女のおかげで我が家もぱあ〜っと明るくなった。

母の嚥下の状態が悪化するまでは、叔父と叔母が千葉から出てくると、池袋あたりで待ち合わせをして、豪華な中華料理か和食にみんなで舌鼓を打ったりした。
外食が好きな母も当時は喜んでいたのだが、最近は事情が事情なだけに、レストランへ出かけるのは不可能に近い。
いざということを考えて、掃除機か吸引機を持参しなければならないからだ。

で、今日もいぬばば食堂ががんばった。
お料理は大したものは出てこないが、何かあれば掃除機救援隊がすぐに出動できるし、疲れたらすぐ横になれるし、マッサージチェアがあるし、いつまでもいられるし、大声で笑ったり変な話で盛り上がっても周りの目をまったく気にしなくてよいし..。

今日は洋食だったので、昼間っから父はウィスキー、叔母と私は赤ワインでほろ酔い気分になった。
親戚の話やみんなの青春時代の思い出、それから90歳近いお義母さんが入居している北海道の介護施設が豪華なホテル並みですばらしいといった話などで盛り上がった。

母はみんなの話にほとんど加わりはしなかったものの、そばで目を見開いたまま、じっと耳を傾けているようだった。
最近めっきり耳が遠くなったので、どこまで聞こえているかはわからない。
でも、ときおり表情が和らいだりしたので、楽しいひとときを味わっていたのはまちがいないだろう。

夕方になって、叔母が母の耳元で「じゃ、姉さんまたね。また来るからね」
と言うと、母は、「ま、た.って.いつ? あ、し、た?」
叔母は「う〜ん、明日はちょっとねえ。でも、たぶん来月またくるよ」
と言ってくれた。

こうして叔母はみんなに元気パワーを注入して千葉へ帰っていった。