
今日は、徳島の眉山の崖っぷちのワンコの話題が気になった。
このワンコは、おそらくノラ犬だろうが、どういうわけか山から滑り落ちて、崖崩れ防護壁のくぼみにかろうじて入ったが、自力では脱出できなくて二、三日右往左往して弱り始めていた。
それを見かねた住民が消防団に連絡したのだろう。
そして大掛かりな救出劇が始まり、あたりには固唾をのんでこのワンコの運命を見守る大勢の近隣住民の映像がテレビに映し出されていた。
長時間の末、ワンコは結局消防団の用意したあみに無事落下して事無きを得た。
体調が良くなるまで、その身柄は徳島市役所が預かり、その後は、全国から寄せられた引き取り希望の電話やメールの人々の中から厳選し、それでも多い場合は抽選の上、新しい家庭に引き取られるという。
これは一匹のワンコの命が市民の手で救出されたといういいお話にはちがいない。
薄ら寒いニュースが多いなか、この話題でほっとしたり、癒される人は多いだろう。
でも、ひねくれ者のいぬばばは、どうも素直に喜んでばかりはいられない。
あのワンコはたまたま上から落ちてしまったことで、たちまちノラの身分から全国から貰い手の希望が殺到するほどの人気ものになった。
それをあのワンコがどう思っているかはわからないが、とにかく命が助かったのは私もよかったと思うし、うれしい。
しかし、助けを必要としているのは、このコだけじゃない。
このコもきっと、人間の身勝手さがそもそもの原因でノラになったことが考えられるが、広島ドッグパークのワンコたちのように、未だに絶望から抜け出せないコがまだまだいっぱいいる。
徳島のこのワンコを引き取りたいという希望が全国から殺到しているのなら、その人たちに広島ドッグパークのワンコたちのことを教えるべきではないか。
崖っぷちのワンコは、なにもこのコだけじゃないのだ。
眉山のワンコ救出劇のニュースのあと、風刺するような4コマ漫画を思いついた。
それは、仲間が人間たちに手厚く扱われていることを知った眉山の他のノラ犬たちが、我も、我もと山から防護壁に飛び降りるというものである。
人間の身勝手な行為によって崖っぷちに立たされているワンコたちが、一匹でも多く幸せをつかめば、それだけ世の中に美談がふえるのになあ。。



