
「よく降りますね〜」そんな声が巷でよく聞かれた一日だった。
マロのお散歩もお預け。
たまった洗濯物をきのう一気にかたづけておいて正解だった。
悪天候のため、なんとなく頭もいつもより働かないし、クリスマススイーツの食べ過ぎで身体も重い。
母だけは珍しくまあまあのご機嫌だった。
それもそのはず。今日は例のイケメン針灸治療士さんが鍼とオイルマッサージをしてくれたから。
そんな母、実は若い頃から物を捨てられない人で、いわゆる典型的なステラレネーゼ。
物がボロボロにならないかぎり、ゼッタイに新品を買わないという筋金入りの節約主義を貫いてきた人である。
おかげで、いぬばばの小学生の時のランドセルは姉のお下がりだったし、中学の時も姉のお下がりの制服を着せられて登校。
物心ついた頃から何かというとお下がりばかりだったので、妹というのは、そういう宿命を背負っているもんなんだ、と思っていた。
だから、ある程度、自分の好みがはっきりするまでは、特別に嫌だと思ったこともあまりなかった。
そういうステラレネーゼである母のおかげで、家の中は、新しいけど古い物であふれ返っていた。
新しい物が手に入っても、前からあるものがボロボロにならない限り使い始めないから、使わないうちに時代遅れになってしまった物や、ボロボロだけど、まだ使える時代遅れの物が
そこらじゅうにあった。
ところが近頃、奇妙な現象が起きている。
ふと気づくと、少しずつ少しずつ家の中から物が消えているのだ。
そう、犯人は父。
母にいちいち捨てると言うと、大バトルが勃発するので、最近は何も言わずにこっそりと物を処分している。
役に立たないのに場所を取るのが気に入らないらしい。
そして、どうやら母に黙って物を処分する楽しみを覚え、味をしめたようだ。
おかげで、家の中はどんどんスッキリしてきてはいるが、少々困る時もある。
必要な物にまで手を出すようになってしまったからだ。
今日は、サラダの水切りのプラスチック容器(スピンするやつ)がいつもの所になかったのでもしやと思い、父に聞くと、案の定「あ、あれね。捨てた」ですと。。
あ〜あ、あたしゃ知らないよ。
キッチン用品ならまだいいけど、もしも母が父に内緒でどこかにへそくりなんぞ隠していて、「あそこにあった箱どこ?」な〜んてことになったら...
くわばら、くわばら。。。



