
<おいコラ、マロをなめんなよ!>
ぼーっと考えていたら、母が入院している時に出会ったある若いナースのことを思い出した。
母が、腕が痛むと言うので、ある看護士さんに見てもらったら、点滴針のささった部分が少し赤く腫れていることがわかった。
ところが、その看護士さんは母の担当ではなかったので、針の差し替えを担当であるナースに依頼してきますね、と言って席をはずした。
そしてやってきた担当のナース。
若いがしっかりしていそうな女性だ。クールなのか、無表情。
その人は、母の腕を見てこう言った。
「まだだいじょうぶそうですよ、もう少し様子を見ましょう」
いかにも前の看護士さんの判断が誤りだったというような感じなので、そうかなと思い、いったんは引き下がった。
でも、またしばらくすると母が「腕がイタイ」と顔をしかめるので、再びナースコール。
例のナースが来て、またこう言う。
「だいじょうぶそうなんだけどな〜...」となんだかめんどくさそう。
「もうちょっとがんばれないかな〜..」と引きずる。
そこでカチーンときたいぬばば。
「でも、腫れてるってさっきの看護士さんが言ってたし、イタがってるんです」
思わずことばに力が入ってしまった。
それでようやく彼女も針のさしかえ準備にとりかかった。それも、無言で。。
さらに、しばらくして母がトイレ、と言うので、ポータブルトイレの介助をお願いするためにナースコール。
すると、例のナースが少ししてからやってきて、ポータブルトイレを使用する患者だとわかっているはずなのに、「差し込み便器でいいですかね」なんておっしゃる。
「今まではポータブルトイレを..」といぬばばが言い終わらないうちに、テキパキと差し込み便器を片手に持って準備に取りかかろうとしていなさる。
こういう対応をしたのは、そのナースだけだった。
結局、間に合わずに母は介護パッドに失禁してしまったので、差し込み便器も役に立たなかったのだが、なんだかこのナースに対する不信感がますます膨らんだ。
看護士というお仕事が大変なのは十分わかっているつもりである。
だから、なるべく負担をかけないようにしたいとは思う。
でも、面倒くさそうな態度やことばは、やはり白衣の天使さんとしてはちょいといただけないんではないだろか。
なんとなーくその日は気分が悪かった。
朗らかで感じのいいナースさんがほとんどだったので、なおさらのこと、その女性のことがひっかかった。
もしかして、適職を間違えちゃったのかな。
それとも、ストレス抱えてるのかな。
その人自身のためにも、いつか気がついてくれるといいんだけど。。。



