「いぬばば」とマロ(シーズー)のたわいない話
 お年寄りたちのバイオリズム
2007年04月12日 (木) | 編集 |
070413


最近登場が少ないマロだけど、このとおり元気元気。
今日は久しぶりにドアップのお写真も公開しちゃおう。かわいいでしょ?

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さて、今日は四月十二日。
母の施設には、なんだか妙な空気が漂っていた。

母の個室へ行くには必ず食堂を通らなければならないのだが、その扉を開けると、昔大企業の社長さんだった入居者のK さんが、いったい誰に向かって怒りをぶつけているのか、真っ赤な顔で何やら大声で延々とまくしたてているではないか。
近くにはヘルパーさんが二、三人いたが、もう慣れているのだろう、誰ひとり、彼をなだめようとはしていない。
皆、それどころではなさそうに忙しそうに動き回っている。
そして、しばらくすると、そのKさんの声に刺激されたのか、入居者Y子さんが突然大声で「荒城の月」(だと思う)を高らかに歌い始めた。
さらにその横で別の入居者が「うるさい、黙れっ」と怒鳴り始める。

いつもは静かな食堂が突然コントロール不能な状態になっていた。

近頃はこういう状況に遭遇しても以前ほど驚きはしなくなったが、やはりお歳を召した方々のこのようなお姿を見ると、切なさを覚えずにいられない。

そんな感じの食堂を突っ切って母の部屋へ行くと、今日は母もなんだかいつもと様子がちがった。
普段よりも大きく「うーっ」とか「あーっ」という声を、断続的に発し、いつまでも止まないのだ。
何かをしゃべろうとしているが、まったくことばにならない。

そして、夕方になって高熱が出た。
でも、食欲はあり、夕食も全部きれいに平らげたようだ。
で、外出するよりも、今晩は氷枕で頭を冷やして様子をみることにし、明日の朝いちばんで父が呼吸器科のある近くのクリニックに連れて行くことになった。

もしかしたら、お年寄りたちのバイオリズムが一斉に変調をきたすことがあるのだろうか、それとも、変調が人から人へ移る時があるのかも。

そんなことを思わせるような日だった。