「いぬばば」とマロ(シーズー)のたわいない話
 調子が戻る
2006年06月27日 (火) | 編集 |
今日は実に蒸し暑い一日だった。
朝の散歩の時から顔に汗が次から次に吹き出た。

きっと相変わらず母は微熱があるだろうな、と思いきや、今日はどういうわけか熱が下がっていた。
熱が下がったためか、体調もいくぶん上向きになり、顔色、顔つきともによく、こちらのことばにも遅まきながら反応が返ってくる。
朝刊の「誘拐された女子大生、無事保護」という大きな見出しにも、「どう..した?」と興味を示したので、朝のワイドショーで得たばかりの情報をわかりやすく伝えてあげた。

午後になって、蒸し暑さに加えて日差しが強さを増した。
母の介護食をつくるのに、最近はフードプロセッサーを使う機会がふえているが、もっと軽くて、簡単に食べ物をペースト状にしたり、スーパーみじん切りにするような便利グッズがないか、探しにショップへ出かけた。
日本人は、そういう便利グッズを考案する天才的民族だとわたしは常に思っている。
残念ながら今日は「これだ!」と思うようなものは見つけられなかったが、どこかにわたしが求めているようなものはあるにちがいない。

夕方になって、母とテレビの『水戸黄門』を一緒に見る。
調子の悪い日の母は、テレビがついていてもほとんど画面を見ていないが、今日は一生懸命に黄門さまの型どおりの活躍を見て楽しんでいた。
母の横顔を見ながらふと考えた。
どうして年を重ねると皆『水戸黄門』が好きになるのだろう。母だって若かりし頃は目もくれなかったのに。
ストーリー展開が見えるから、安心という枠のなかで緩いスリルを味わえる心地よさがお年寄り向けなのだろうか。。


明日は待ちに待った訪問入浴の日。
さすがに母も今回は楽しみのようだ。
就寝前、車椅子からベッドに移る際に、手を貸していたわたしに母が口ごもりながらひとこと言った。
「明日も..がんばる..ね」
く〜っ、泣かせるね。






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